XT20/XT22電子水準器の水平方向のキャリブレーション
XT20/XT22レーザートランスミッターの電子水準器のキャリブレーションを行うことができます。キャリブレーションは工場出荷時に実施済みですが、水平方向(または垂直方向)のレベルを測定する場合は、作業の前にもう一度行う必要があります。電子水準器のキャリブレーションを行ってからその水準器を使用してレーザートランスミッターのレベルを調整することによって、約±0.02 mm/m [4秒角] のレーザー面の絶対レベルを実現できます。
アプリコンテキストメニュー > [X&Yのキャリブレーション] からキャリブレーションプログラム(水平レベルのみ適用可能)を開き、指示に従います。アプリに従ってキャリブレーションの手順を実施します。各手順の終了時に、 をタップして次の手順に進みます。
キャリブレーション手順を開始すると、両方の電子水準器の前回のキャリブレーション設定はクリアされ、工場出荷時のキャリブレーション設定のレベルに戻ります。すべてのキャリブレーション手順が完了すると、キャリブレーション手順で計算された新しいキャリブレーション設定が電子水準器で使用されます。
キャリブレーション手順を開始する前に、受光器とレーザートランスミッターを接続します。
注:アプリのキャリブレーションプログラムは水平レベルのみ適用可能です。
注:アニメーションで示されている説明に従ってレーザートランスミッターを配置してください。水平方向のキャリブレーションを行う際は、必ずX方向から開始してください。
注:XT20/22レーザートランスミッターのキャリブレーションで使用できる受光器はXT70のみです。
アプリ内の自動説明式キャリブレーションガイド
1つめの電子水準器のキャリブレーション
- レーザートランスミッター [A] を、平らで表面が汚れていない安定した場所に設置します。
をタップしてキャリブレーション手順を開始します。
- レーザートランスミッターの底部に印を付けます。
をタップします。
- 角度調整ねじ [B] を使用して、レーザートランスミッターの水平度を両方の電子水準器に従って調整します。
をタップします。
ゼロ設定
- 受光器 [C] を1 m以上(理想は5~10 m)離して設置し、受光器を移動させて、受光器がレーザー光の中心(水平方向で0.5 mm以内)になるようにしてください。レーザートランスミッターには触れないでください。
をタップします。値のゼロ設定はアプリによって自動的に行われます。
インデックスとレベルの調整
- レーザートランスミッター本体を180º回転させます(手順2のマークに従って設置したレーザートランスミッター)。
をタップします。
- 角度調整ねじ [D] を使用して、レーザートランスミッターの水平度を電子水準器に従って調整します。
をタップします。
- レーザートランスミッターの微調整ノブ [E](アプリでハイライトされます)を使用して、レーザー光が受光器の中心(0.5 mm以内)になるようにします。受光器には触れないでください。
をタップします。アプリによって自動的に半分の値に設定されます。
値の調整
- レーザートランスミッターの角度調整ねじ [F](アプリでハイライトされます)を使用して、受光器PSDのVの値を0.00に微調整します。
をタップしてキャリブレーションを行います。
水準器のキャリブレーション
- 電子水準器のゼロ点は自動でキャリブレーションが行われるようになりました。
をタップします。
2つめの電子水準器のキャリブレーション
- レーザートランスミッター本体を90º回転させます。
をタップします。
- 手順3から9を繰り返します。
キャリブレーションの精度の確認
- 両方の水準器のキャリブレーションが終了したら、キャリブレーションの精度を確認できます(任意)。
をタップして確認の手順に進み、アプリの指示に従います。
確認をしないでキャリブレーション手順を終了する場合は、左上のボタンを押してメインプログラムに戻ります。